[形]❶普通と変わっていたり正体不明であったりして、疑念や警戒心や神秘の思いなどを起こさせるさま。「挙動が怪しい」「怪しい声がする」「怪しい術を使う」「狐火が怪しく光る」❷妙になまめいて人を悩ますさま。妖艶である。「妖しい魅力にとりつかれる」「妖しく笑む」❸よくない方向に変わりそうである。「空模様が怪しい」❹実現する可能性が低い。「このままでは優勝は怪しい」❺能力などが不十分で信頼できない。「彼の英語は怪しいものだ」「怪しい手つきで包丁を握る」❻本当ではない可能性が高い。疑わしい。「怪しい話には耳を貸すな」「約束が守られるかどうか怪しい」❼犯人である疑いがある。また、それが原因である疑いがある。疑わしい。「最も犯人らしくない人が最も怪しい」「この病気はウイルスが怪しい」❽秘密の関係がありそうだ。「あの二人は怪しい」
古語の感動詞「あや」が形容詞化した語。書き分け⑴[妖] は②で使うほか、神秘的で不気味の意で「狐火が妖しく光る」(①)などと使う。⑵「奇妙・奇術」を踏まえて「▽奇しい」、「異常・異形」を踏まえて「▽異しい」などとも書くが(奇しい振る舞い/異しく静まり返る)、今は一般に[怪] を使う。 派生–げ/–さ/–が・る思う/疑う危ない 怪しむ 危ぶむ 訝しい 訝る 疑い 疑い深い 疑う 疑り深い 疑る 懐疑 勘ぐる(勘繰る) 疑義 疑点 疑念 疑問 疑惑 嫌疑 狐疑 猜疑 半信半疑 不審 容疑