[自下一]❶はっきりと見える形をとって、姿・形が表に出る。姿を現す。出現する。「新郎新婦が控えの間から会場に現れる」「恋人が約束の時間に現れる」「怪獣が都心部に現れる」「新人作家が文壇に彗星のごとく現れる」「神仏が仮の姿をとってこの世に現れる」「月が山陰から現れる」「アサガオの芽が地中から現れる」「肌脱ぎになると背中の入れ墨が現れる」「電源を入れると画面に映像が現れる」使い方![[参照]](Images/mingjing/gaiji/参照.svg)
[現す①] ❷はっきりと観察できる形をとって、内容や内面が表に出る。また、隠されたものなどが知られるようになる。「いかさま師の正体[本性・化けの皮]が現れる」「結核の症状が現れる」「事件の全容が現れる」「悪事が現れる」❸はっきりと観察できる形をとって前触れが表に出る。また、あるものを通して、影響・効果・能力などが表に出る。見てとれる。「春の兆しが現れる」「神仏の徴が現れる」「先輩の影響が言動に現れる」「薬物投与の効果が現れる」書き方表面化するの意では「表」を使うことが多い。「影響が表れる・効果が表れる」
❹すぐれた行為などが人目にはっきりと分かるようになる。「真価が世に現れる」「立身して名が世に現れる」
顕わになる意。書き方⑴「▽顕れる(特に④で)」 「▽露れる(正体[悪事]が露れる)」とも書くが、今は「現」が一般的。⑵送りがなは「現われる」も許容。文あらは・る(下二)名現れ✦品格✧[具現]「多様性を具現化する」[顕現]「神々の顕現」[現出]「別世界を現出させる演出」[出現]「スター選手の出現を期待する」[発現]「遺伝子発現」[流露]「妻への思いが流露した手紙」
現れる/現れる現す 現れ 浮き出る 躍り出る 既出 具現 顕現 現出 現前 後出 示現 実現 出現 出来 体現 出す 出 呈する 出る 発現