释义 |
[一]〘副〙[二]〘形動ナリ〙転ありうたて【▽転】一〘副〙1自分の心情とは関係なく、事態がどんどん進んでいくさま。ますます。「いつはなも恋ひずありとはあらねども―このころ恋し繁しも」〈万・二八七七〉2事の成り行きが、心に適わないとして嘆くさま。つらく。情けなく。「からくして思ひ忘るる恋しさを―なきつる鶯の声」〈大和・一〇五〉3事態が普通でないさま。いやに。異様に。「散ると見てあるべきものを梅の花―にほひの袖にとまれる」〈古今・春上〉二〘形動ナリ〙はなはだよくない。情けない。「―なりける、心なしの痴れ者かな」〈宇治拾遺・二〉転うたてあ・り嘆かわしい。いやで情けない。「―・る主ぬしのみもとに仕うまつりて」〈竹取〉 |