释义 |
扇忌忌し扇を請ける扇を鳴らすおうぎ【扇】〔あふぎ〕アクセント おうぎ○{が} /おうぎ↓{が} 《動詞「あお(扇)ぐ」の連用形から》1手に持ち、あおいで風を起こす道具。儀式・祭事などにも使う。ふつう、折り畳めるものをいい、檜扇ひおうぎと蝙蝠扇かわほりおうぎがある。前者を冬扇、後者を夏扇ともいう。すえひろ。せんす。 季夏 「母がおくる紅き―のうれしき風/草田男」2紋所の名。1をかたどったもの。種類が多い。類語 扇子・舞扇・末広・団扇うちわ・渋団扇・扇面扇の紋所の一つ「丸に五本骨扇」扇の紋所の一つ「丸に並び扇」扇の紋所の一つ「日の丸扇」扇の紋所の一つ「矢扇」扇①/撮影・Hajime Nagahata https://goo.gl/LXyFyh彩絵檜扇(厳島神社蔵)/撮影・TOKYODO Co., https://goo.gl/kRqLVh扇おうぎ忌忌ゆゆし《漢代、班婕妤はんしょうよが、秋風が吹くと捨てられる扇に自分をたとえて「怨歌行」を作ったという「文選」の故事から》扇は男女の仲にとって不吉だということ。「名にし負はば頼みぬべきをなぞもかく―と名づけそめけむ」〈古今六帖・五〉扇おうぎを請う・ける芸事などで、奥義伝授の証あかしとして、その流儀の扇を師匠から与えられる。扇おうぎを鳴なら・す1案内を請うとき、扇を打ち鳴らして人を呼ぶ。「一夜の戸口に寄りて、―・し給へば」〈源・総角〉2扇を手で打って歌などの拍子をとる。「あるいはうそぶき、―・しなどするに」〈竹取〉 |