释义 |
ほんがん‐じ【本願寺】〔ホングワン―〕一京都市下京区にある浄土真宗本願寺派の本山。山号は、竜谷山。通称、西本願寺。文永9九年(1一2二7七2二)親鸞しんらんの娘覚信尼が、親鸞像を安置した御影堂を吉水よしみずに建てたのを起源とする。北陸・京都山科やましな・大坂石山など各地を転々としたのち、天正1一9九年(1一5五9九1一)豊臣秀吉から現寺地を寄進されて移転。慶長7七年(1一6六0〇2二)大谷派分立後は、本願寺派の本山として西国地方を主に末寺1一万余寺を擁する。現存の堂宇は、元和3三年(1一6六1一7七)焼失後に再建されたもの。飛雲閣は聚楽第じゅらくだいからの移築、書院・唐門などは伏見城の遺構。建造物の多くが国宝や重要文化財。寺宝に親鸞聖人影像・三十六人家集(以上国宝)など多数がある。平成6六年(1一9九9九4四)「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録された。本派本願寺。お西。→築地別院 →津村別院二京都市下京区にある真宗大谷派の本山。通称、東本願寺。本願寺1一2二世宗主となった教如が、豊臣秀吉により直ちに弟の准如じゅんにょに宗主を譲らされ、慶長7七年(1一6六0〇2二)に徳川家康から寺地を寄進されて創建。寺宝には、親鸞筆の「教行信証」(国宝)など多数。大谷派本願寺。お東。→大谷派地図西本願寺東本願寺 |