释义 |
暇申す暇を取る暇をやるいと‐ま【▽暇┊×遑】アクセント いとま○{が} /いとま↓{が} 《「いと」は「いとなし」の「いと」で休みの時、「ま」は間の意》1用事のない時間。ひま。「休む―もない」2一時的に休むこと。休暇。「三日ほどのお―を乞う」3職務を離れること。辞職。また、解雇。ひま。「雇い主に―を願い出る」4離縁。離婚。「妻に―を出す」5(多く「おいとまする」の形で用いる)別れて去ること。また、そのあいさつ。辞去。「―を告げる」 「そろそろお―しよう」6喪に服すること。またそのために出仕しない期間。「御―になり給ひぬれば、藤壺も夜さり罷まかで給ひ」〈宇津保・国譲上〉7ある物事をするのに空けることのできる時間。「仮名文見給ふるは目の―いりて」〈源・若菜上〉8すきま。ひま。「谷風の吹き上げにたてる玉柳枝の―も見えぬ春かな」〈夫木・三〉類語 暇ひま・空き・閑暇・小暇しょうか・小閑しょうかん・寸暇・寸閑・余暇よか暇いとま申もう・す1休暇を取りたいとお願い申し上げる。「おほやけには、筑紫の国に湯あみにまからむとて―・して」〈竹取〉2別れの言葉を申し上げる。「―・して、さらばよとて」〈謡・安宅〉暇いとまを取と・る主人や夫に願い出て、主従や夫婦の関係を断ち切る。「―・って郷里に帰る」暇いとまをや・る使用人などに対し、関係を断つ。ひまをやる。 |