[副]❶数量・程度が少ないさま。(ほんの)少し。わずか。ちょっと。「目標額にはいささか足りない」「いささか頼りなげな様子だった」使い方自分については謙遜・卑下の、他については婉曲・遠慮の表現となることがある。ともに、真意は「かなり・相当に」の意。「剣道ならいささか心得はある」「彼の改革案にはいささか検討の余地がある」
❷《「いささかも…ない」などの形で》全面的否定を表す。全く…ない。少しも…ない。「親が死んでもいささかも動じない」「いささかのうそもない」「いささかなりとも他言はならぬ(=文語形の例)」