释义 |
沙汰の限り沙汰の外さ‐た【沙汰】アクセント さた↓{が} /さた○{が} 〘名〙スル《「沙」は砂、「汰」はより分ける意》1物事を処理すること。特に、物事の善悪・是非などを論じ定めること。裁定。また、裁決・裁判。「地獄の―も金次第」2決定したことなどを知らせること。通知。また、命令・指示。下知。「―があるまで待て」 「―を仰ぐ」 「詳細は追って―する」3便り。知らせ。音信。「このところなんの―もない」 「音―」 「無―」4話題として取り上げること。うわさにすること。「事件の真相たるや、世間であれこれ―するどころの話ではない」 「取り―」5問題となるような事件。その是非が問われるような行為。「正気の―ではない」 「表おもて―」 「色恋―」 「警察―」類語 (2)命令・言い付け・命めい・令れい・指令・下命・指示・指図さしず・号令・発令・主命・君命・上意・達し・威令・厳令・厳命/(3)便り・音信・音沙汰/(5)行動・行為・行い・振る舞い・挙きょ・活動・動き・所行しょぎょう・言動・言行げんこう・行状ぎょうじょう・行跡ぎょうせき沙汰さたの限かぎり1是非を論じる範囲をこえていること。論外。また、言語道断。もってのほか。「あんな男をリーダーに据えるとは―だ」 「―を尽くす」2理非・善悪の問題となる範囲。「是をだに心得ざらんは―にあらず」〈正徹物語・上〉類語 とんでもない・途方もない・途轍とてつもない・突拍子もない・とんだ・もってのほか・法外・大それた・論外・けしからん・話にならない・滅相もない・気が知れない・不始末・不埒ふらち・不逞ふてい・罪作り・邪道・言語道断・不心得・沙汰のほか・非道・無道・不当・不所存・あるまじき・あろうことか・一筋縄ではいかない・目に余る・横道・身の程知らず・不届き・不届き至極沙汰さたの外ほか「沙汰の限り1」に同じ。「朝敵となり給ひて後は、我が身一人の置き所なし。家人の恩までは―なり」〈盛衰記・二〇〉 |