释义 |
天下の憂いに先だちて憂え天下の楽しみに後れて楽しむ天下は一人の天下にあらず乃ち天下の天下なり天下は回り持ち天下晴れて天下を取るてん‐か【天下】アクセント て↓んか 《「てんが」とも》1天が覆っている全世界。2一国全体。国じゅう。また、国家。「―に号令する」 「―を治める」3世の中。世間。「―に名を知られる」 「―に恥をさらす」4一国の政治。一国の支配権。「徳川の―となる」 「―を掌握する」5権力をにぎって思うままに振る舞うこと。「かかあ―」6比類ないこと。この上ないこと。「―の大泥棒」 「―の横綱」7江戸時代、将軍のこと。天下様。「―の御城下なればこそ」〈浮・永代蔵・三〉8(「とも」 「ども」などを伴って副詞的に用いて)どのように。どれほど。「―に目つぶれ足折れ給へりとも」〈源・玉鬘〉類語 社会・世界・世間・世よ・世の中・民間・巷間こうかん・市井しせい・江湖こうこ・世俗・俗世・世上・人中・浮き世天下てんかの憂うれいに先さきだちて憂うれえ天下てんかの楽たのしみに後おくれて楽たのしむ《范仲淹「岳陽楼記」から》すぐれた為政者は天下国家の憂いを世の人々がまだ憂えない前に憂え、天下国家の楽しみを世の人々が楽しんだ後に楽しむ。自己一身のことは問題にしないということ。先憂後楽。天下てんかは一人いちにんの天下てんかにあらず乃すなわち天下てんかの天下てんかなり《「六韜」文師から》天下は君主一人の専有物ではなく、天下の人々の共有物である。天下てんかは回まわり持もち天下を握る人は次々と変わるものだということ。また、貴賤・貧富などの運命は人々の間をめぐるということ。天下てんか晴はれて世間に気がねする必要なく。おおっぴらに。「―夫婦になる」天下てんかを取と・る国全体を自分の支配下におさめる。転じて、ある分野などで頂点に立つ。「戦わずして―・る」 「財界に身を投じて―・る」 |